ありがとう♡の連鎖～今の私にできること
母が入院しまして・・・
まあ、南極に行く前に決まっていた入院・手術で
命に別状あるわけでもなく、本人も淡々としているのですが・・
右腕が使えない
ということで、とっても不便です
なので朝と夕方、母のところに通っています
母、どんどん左手が器用になっています(笑)
昨年の今ごろ、命の残り少ない叔母のところに毎日通っていました
毎日、泣きながら
それでも叔母の前では笑顔で冗談を言い
生きていて欲しいという私の醜さを呪いながら
日々、日々、過ごしていました
そんな日々から見ると
今は、とても平穏です
好きな仕事をして
好きな人に会って
今までの人生の恩返しをして・・・
そうやって、私の日々は過ぎていく
そんな中で、思うことが
ありがとう
ということ
例えば、母の隣のベットのおばあちゃん
すぐに「こんなに親切にしてもらって・・」と泣くんです
いえ、特に親切にはしていません(笑)
そして私が特に良い人なわけでもありません
おばあちゃんの普段の生活の中で、親切ってお金がかかるものなのなんだそうです
介護付きマンションと言われるところで生活していて
身の回りのことをお願いすると、お金を払うんですって！
例えば、洗濯をしてもらったら１５０円とか
荷物を運んでもらったら１００円とか
掃除とか、洗濯とか、買い物とか
１回ごとは小銭でも
色んなことでお金がかかるらしくて・・
知らなかった！
私、入るときには気を付けよう！！
・・・ではなくて(笑)
お金を払わなくても食器を下げるとか
母のことをするついでに何か頼まれるとか
そういうことが、ただ嬉しいらしいんです
私は、とくに感謝されるようなことはしていない
だけど、おばあちゃんは「ありがとう」と言ってくれる
「おたがいさまですよ～♡」と返しながら、
ありがとうと思っているのは、私なんです(笑)
ほんの小さなこと
ささいなこと
それが、今の私にできること
それを「ありがとう」と言っていただけることが
とっても嬉しい
そしてね、おばあちゃんは「ありがとう」と言えることが
本当はいちばん嬉しいことなのかな？と思うんです
なんということない親切に対して「ありがとう」と
そのまま口にすることができなかったら・・・
誰か一緒にいて、ちょっとしたことに
「ありがとう」と言えることがないとしたら？
そういう日々って、やっぱり寂しいような気がします
私が叔父から聞いた最後の言葉は、私が叔父の家から帰るときの
「まきこ、いつもありがとうな」
という言葉でした
叔母との会話も
「ありがとう」が最後の言葉になりました
思い返すと、今はもう返せない「ありがとう」を
私はたくさんもらっていています
そして、もう今は「ありがとう」を伝えることができない人たちに
私は生かされてきたんだな～と、思うんです
だからこそ、この「ありがとう」を循環していきたい
誰かに伝えた「ありがとう」が、ぐるっと回って還ってきたら？
それはきっと、何倍も嬉しい「ありがとう」だと思うんです
今の私が、そうであるように・・
「ありがとう」を言える自分になりませんか？
それは、小さなことに感動したり
ささいなことに涙ぐんだり
驚いたり、悲しんだり、喜んだり・・・
きっと、そういうことが自分らしいってことなんだと思います
私が、そんな自分が良いな♪と思えるきっかけは
きっとブロック解除だったのでしょう
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